Tuesday, July 21, 2020

どうなる!?新学期 

日本はそろそろ子どもたちが夏休みに入る時期。
アメリカは5月から6月にかけて学年末を迎え
2か月の長い長い夏休みに入る(もう入ってる!)。



ロサンゼルスは3月中旬から
コロナウイルス感染拡大を防ぐため自宅待機令が出ており、
子供たちはすでに自宅でオンライン授業を受けてきた。

インターネットを使ってどんなふうに学ぶのか?
息子の小学3年生のクラスは混沌としていた。
急に決まったオンライン授業に必死に対応する先生。
画面の向こうにはベッドに横になりながら話を聞く子、
途中で画面から消える子、
授業と関係ない書き込みをする子もいて、
家という居心地の良すぎる空間には緊張感はなかった。

うちの息子も例外ではなく、
買ってもらったばかりのおもちゃを友達に見せようと
クラスが始まる前から何やら小物を準備している。

これでは親がそばにいて監視しなければ何も学べず、
友達や先生との血が通った交流もない。

コロナウィルスの感染拡大を防ぐためには今は仕方ない、
夏が終わればこの騒動も収まって新学期がスタートする・・・。
そう信じて3月からここまで来たが、
どうやらこの状態が新学期以降も継続される事になった😲

6月下旬に地元の学校区から親にメールが届き、新学期の授業形式として
『100%オンライン』または『学校とオンラインの両方』
このどちらを希望するかアンケート調査が行われた。
大半の親は『学校とオンラインの両方』を希望した。
教育のため、社会性を学ぶため、自分の時間の確保のため。

PTAが先生側と同等ともいえる力を持つアメリカの学校だから、
これは後者のスタイルが採用されると思っていた矢先
ロサンゼルスで感染者が急増。
地元保険局の意見を取り入れ100%オンラインで授業が再開される事になった。
感染者が増えている現在、
生徒や先生、スタッフの安全を確保するのは難しいというのが大きな理由だ。

もちろん感染者の数が減少し、状況が改善されたら通学を再開するという。
一体それはいつなのだろう。ワクチンが開発された時なのか。

再び闇の中に迷い込んだ時、友人からメールが来た。
同じロサンゼルスカウンティ内の別の街に住む友人で、
子供の学校は「100%オンライン」か「通学とオンラインのミックス」かは
親が選べるという言うのだ。
一足はやく100%オンラインを決めたロサンゼルス学校区に
我がパサデナ学校区は足並みを揃えた形になるが、
友人の住むトーランス学校区はそうではなかった。

なんだ。通学をさせようと思えば出来るんじゃないか!
横並び意識が強い日本と大きな違いを感じる瞬間だ。

たとえばロサンゼルスカウンティの南隣オレンジカウンティは、
マスクを付けない、ソーシャルディスタンシングは取らなくてよい、
学校は100%通学がほとんどだ。
共和党を支持する人たちが多いというのが大きな要因か。

その南隣のサンディエゴ学校区は100%オンラインが決まっている。

自分たちの信念を通そうとする姿はアメリカならでは。
みんな自分の意見を主張し、行動し、戦う。


とはいえ忘れてはいけないのは、今回の敵は学校区ではなくコロナウィルスだ。
目に見えない相手が収束して、
子供たちが安心して安全に学校生活を楽しめなければ学校に通う意味はない。


このオンラインクラスが
今後どのように子供たちの教育、そして発達に影響を及ぼすのか。
親として出来る事は、
これでよかったと言える日が来るよう手助けする事しかない。

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