Thursday, September 05, 2013

消防車にいつでも乗れます

アメリカでは消防士はヒーローです。
9・11での活躍を思い出される方も多いと思いますが、
子どもたちの憧れの的であり、
消防士のみなさんも誇りを持ってお仕事をされています。

我が家のすぐそばにある消防署。
公園に行く時はその前を通らなければならず、
ベビーカーに乗った息子は必ず「降りる!降りる!」とせがみます。

車大好きの息子には
実際の消防車が停まっている消防署はたまらない場所なのでしょう。


日本では消防車に近づこうものなら必ず注意され、
敷地内に入るなと怒られます。
隊員が子供に手を振る姿など見た事がありません。
急を要する現場に早急に駆けつけなければならないのですから、
敷地内で子供が遊んでいては仕事の妨害になります。
人の命を左右する重要な仕事をしているのですから、
ふざけた姿を見せてはいけないという仕事魂でしょう。

しかしこの街では違います。

敷地内に近づくと隊員が声をかけてきます。

「どうだい?消防車に乗ってみるかい?」
「消防隊のキャップをあげよう!」
「このステッカーを貼ったら君も消防士だよ!」

これなんだろう!






















消防車に乗るなんて
日本ではイベントでもない限り乗れません(笑)。

「ママも一緒にどうぞ。写真撮りましょうか?」

ではお言葉に甘えて一緒に乗ります♪

息子、ちっちゃい(笑)













余裕のある運転席














息子の3倍くらい背が高く、5倍ぐらい厚みのある男性が
4~6人は軽く乗れる車内。

前席に据え置かれた数台のパソコン、
消防服、後部座席に取り付けられた精密機器・・・
息子の相手を忘れて車内の装備に見入っていました。

消防士のみなさんは
多くの人たちに自分たちの活動を知って、
より身近に感じと欲しいと考えているようです。

公園で遊んでいる子どもたちがパトロールにやってきた消防車を見ると、
子どもたちは揃って遊びの手を止め楽しそうに手を振ります。
そして消防士もそれに必ず応えます。


この微笑ましいやり取りがいつまでも見られるよう
穏やかな毎日が続いて欲しいと願うばかりです。



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